今年のカンヌ国際映画祭で最高賞であるパルムドールに輝いているだけあって、ツリー・オブ・ライフは、なかなか観応えがありました。
ハリウッドを代表する2大演技派スター、ブラッド・ピット、ショーン・ペンの豪華共演が実現したことでも注目される作品です。
ストーリーは、テキサスを舞台に、実業家として成功した主人公(ペン)が人生の岐路に思い悩むなか、厳格な父(ピット)に反感を抱いていた少年時代を回想する形で物語が進みます。
加えて、過去から未来へ連綿と受け継がれていく“生命”の連鎖を見出すというストーリーが鮮烈です。 そこには“生きる”こと、また“人生とは何か?”という、人間の普遍的なテーマが見事な映像叙事詩とし語られています。
観念的で宗教的なテーマを扱っていますが決してつまらない映画ではなく、必ずそこから、家族、きずな、命、父、母、断絶と和解といったテーマを見いだせると思います。
カンヌを始め世界中から大絶賛された、マリック監督の手腕に脱帽です!
2011-08-17 16:13
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